6月14日から7月の末まで、南インドのチェンナイにある、KHYF(Krishnamacharya Healing and Yoga Foundation)という学校で、4年の年月をかけて、ヨガセラピストになるためのコースに参加してきます。今回のコースでは、暑い暑い熱気の中で、朝の8時から夕方の6時半まで、びっしり講義を受けてきます。プラス、朝の自分の練習や、宿題もあり、肉体的にも精神的にも、へとへとになること間違いなしです。

さて、クリシュナマチャリアとは誰だか、皆さんはご存知でしょうか?
実は、みなさんが、今、何らかの形でヨガをしているのなら、必ず関係のある方なのです。クリシュナマチャリアは、現代のヨガを広めた、アシュタンガヨガのパタビ・ジョイス、BKSアイエンガー、TVKデシカチャー、インドラ・デビの師でありました。消え去りそうになっていた、古代ヨガを深く学び、紐解き、現代の我々にもそのエッセンスを薄めずに活用できるように、知恵を残してくれた先生なのです。

師が、一番大事にしていたのは、ヨガを個人のニーズ、能力、要求に合わせ、理にかなった知性を持って活用することでした。それがまさに、なぜ私が、この教えを深く学ぼうと思ったのかの一番の理由なのです。一人の人間を必ず、様々なレベルでとらえる、その複合的な視点に賛同したからです。体のレベルだけでなく、プラナ(生命エネルギー)の状態、考え方、性格、ハート、生活習慣、その全てで、個人を深く観察し、ヨガの練習を与える、その思想に魅力を感じたのです。ヨガセラピストという仕事は、ヨガインストラクターよりも、さらに統合的に、人を見ていくことが必要とされます。ヨガの知識だけではなく、サイコセラピストやカウンセラーのような働きもしなければいけません。ですから、人体だけではなく、人の精神までも熟知することが要求されます。また、ヨガの中にたくさんあるどの方法がその人に合うのかを診る、直感的な感覚も磨かなければなりません。言うまでもなく、自分の体を整え、精神を深めることが強く要求されます。

ヨガの学びが深まるにつれ、アサナのレベルだけでは、満足しきれず、「まだまだ、もっと深く、何かあるはずだ。」という私の探求心に応え、スタジオで教えていると直面する、「一人ひとりの個性、違いに一体グループクラスでどこまで対応できるのか」、という答えを与えてくれる、教え、先生達に出会えたことは、本当に有り難いことだと思っています。

今でも、間違ったヨガの広まり方で、「健康でなくては、体が柔軟でなくては、ヨガが出来ない」と思っている方は少なくないのではないでしょうか?これは、全く間違いです。クリシュナマチャリアは、呼吸ができる者は皆ヨガを始められる可能性を持っていると説いています。彼は、
彼の生徒であり世界で尊敬されるインドラ・デビ、パタビ・ジョイス、BKSアイエンガー、そしてTKVデシカチャーらの人望と魅力が彼の生涯の教えの意義、そして近代における最も影響力のあるヨガマスターであることを証明しています。

この学校では、まず個人的に、コンサルテーションを受け、その情報により、先生が、アサナだけではなく、呼吸法や瞑想法、イメージやマントラなど、ありとあらゆる、ヨガのツールを使って、その人が今一番必要としているものを毎日の練習に組み込んでくれます。